こんにちは いもてぃーです。
あなたはファミレスやレストランなどの飲食店で料理の写真を撮ったら
イマイチだったという残念な経験はないでしょうか?
「なんか色が違うぞ」
「美味しそうに見えない」
などなど料理をデジカメで撮ると意外にがっかりすることが多いものです。
今回はその「がっかり」をなくして「いい感じ」に撮る方法について
書いていきたいと思います。
先日、某大手牛丼チェーン店に入ったとき
注文して出てきた牛丼を持っていたデジカメで何気なく撮ってみたのですが
これがあまり写りがよくありません。
それが下の写真
全体にオレンジっぽくなってしまい良くないですよね。
美味しそうには見えません。
これじゃ、ブログには使えません。
そこで私があることをやってもう一度撮ってみると・・・・
オレンジ色がきれいにぬけて自然な色で撮れました。
先ほどの写真と見比べてみてください。
まったく違いますよね。
ブログにあげるならモチロンこの写真です。
で、私はどうやってこの写真を撮ったかというと
ホワイトバランスをいじったのです。
出ましたね。今回のテーマ、ホワイトバランス
ではなるべく簡単にホワイトバランスの説明からしていきましょう。
ホワイトバランスは白を白く写すための機能
結論からいうとホワイトバランスとは
写真を撮るときまわりにある光の影響を補正して白を白く写すための機能です。
普段はあまり意識していませんが私たちはいろんな種類の光のもとで写真を撮っています。
例えば・・・
晴れた日の屋外なら太陽光
室内ならおもに蛍光灯
飲食店内は電球、といった具合です。
光の種類が違うと白いものが白く写らないということがおこります。
蛍光灯の下で写真を撮ると白いものが緑がかった色になります。
電球の下だと黄色っぽくなってしまいます。
しかしこれでは困るのでデジカメには
光の種類に応じて自動で色を補正して白を白く写す機能がついています。
これが[AWB] オートホワイトバランス です。
すばらしい。
あ~~ よかった。
これで難しいこと考えなくてもきれいな写真が撮れるぞ
といきたいところですが、たまに問題がおこります
[AWB]オートホワイトバランスは万能ではない
実はこの[AWB]オートホワイトバランスは残念ならが完全ではありません。
誤解がないように言っておきますが
だいたいの場合において[AWB]オートホワイトバランスはよく働いてくれます。
とても使える機能です。
むしろないと困ります。
必要不可欠の機能です。
でずが、私の経験では
電球の下での色の補正がイマイチです。
白いものが白く写りません。
補正しきれてないということですね。
そして、この電球が照明としてよく使われているのが飲食店なのです。
たから、飲食店で料理の写真を撮るとオレンジっぽい色になってしまうのです。
残念な写真になってしまうのは
[AWB]オートホワイトバランスが完全に色を補正できてないからなのです。
下の写真 オレンジ色になってしまった牛丼
本当は白いはずのどんぶりやたまごを見てください。
黄色っぽいというか、オレンジっぽいというか・・・・イケてないですよね。
じゃあ、どうやったらこんな写真が撮れるかというと・・・
ずばり、ホワイトバランスを[電球]に設定すればいいのです。
ふつうカメラは初めから[AWB]オートホワイトバランスに設定されています。
設定を変更してなければ[AWB]オートホワイトバランスになっているので
それを[電球]に変更すればいいだけです。
ホワイトバランスを[電球]に設定するのは意外に簡単
一見、ハードルが高いように思えますが
ホワイトバランスを[電球]に変更するのは意外に簡単なのでやってみましょう。
例としてCanon PowerShot SX720 HS で
ホワイトバランスを[電球]に設定するやり方を見てみましょう。
まず、モードダイアルを[P]に合わせます。
[FUNC,SET]ボタンを押します
いくつかのアイコンが出てくるので十字キーを押して[AWB]を選びます。
さらに十字キーで[電球]を選んだら[FUNC,SET]ボタンを押して決定します。
これで[電球]が設定されました。
デジカメにはたくさんの機種がありますが
だいたいのデジカメはMENUボタンから入って探すと
ホワイトバランスという項目があります。
このCanon PowerShot SX720 HSのように
[FUNC,SET]ボタンから入っていく機種もあります。
わからないときは取扱説明書を見てください。
もしも取扱説明書が手元にないときは
メーカーサイトからダウンロードできますので探してみてくださいね。
よほど古いものではない限り入手できるはずです。
では[AWB]と[電球]で撮り比べてみましょう。
[AWB]と[電球]とで撮った写真を比較してみる
下の写真は[AWB]オートホワイトバランスで撮ったラーメンと餃子
これはラーメン屋の店内で撮影した写真ですが
かなり黄色がかっていますね。
どんぶりやお皿の白いところを見るとわかります。
次に[電球]に設定して撮ると・・・
いいじゃないですか。
どんぶりやお皿の白が白く再現されてます。
黄色がぬけてすっきりした印象を受けます。
[AWB]オートホワイトバランスで撮った写真とはかなり違いますよね。
ラーメンの色はラーメンの色に、
餃子の色は餃子の色になってます。
これは[AWB]オートホワイトバランスと[電球]の違いがはっきりわかる例です。
でもって、今度は微妙な例です。
ふたつの写真の上が[AWB]オートホワイトバランス、
下が[電球]で撮ったものなのですが・・・
どうですか?
違いがわかりますか?
よ~~~く見ると、上の写真のほうがうっすら黄色いのがわかりますか?
料理が乗っている白いトレイの色で比較してみるとわかりやすいと思います。
下の写真のトレイの色のほうがより白に近いですよね。
これは、[AWB]オートホワイトバランスと[電球]の差があまりないパターン。
[AWB]オートホワイトバランスでかなり補正できているのだと考えられます。
この写真はショッピングモールのフードコートで撮影したものなのですが
写真を撮る環境によっては[AWB]オートホワイトバランスでも
それなりに対応できるようです。
言い方を変えると、
それだけ[AWB]オートホワイトバランスは優秀であり、頑張っていると言えます。
では、微妙な例をもうひとつ
ファミレスで撮った写真
上が[AWB]オートホワイトバランス、下が[電球]で撮ったものです。
目玉焼きの白身に注目してください。
上の写真より下の写真のほうがわずかに白いですよね。
かなり微妙ですがふたつの違いがわかりますでしょうか。
これも[AWB]オートホワイトバランスでかなり補正できていると言えます。
上の写真でもOKとするかたも多いでしょう。
私も下の写真がなければ上の写真でOKとするかも・・・です。
まとめ:ホワイトバランスの使い方
● ますはさらっと今回の要点です。
飲食店で料理を撮影する場合、照明の種類を意識しましょう。
大多数の飲食店は照明に電球が使われています。
以下は照明が電球のとき話。
電球の下で撮影すると黄色またはオレンジ色がかった写真になります。
これを正しい色に補正してくれるのが[AWB]オートホワイトバランスです。
ほとんどのカメラはデフォルトで[AWB]オートホワイトバランスに設定されています。
[AWB]オートホワイトバランスは撮影する環境によって
良くきく場合とあまりきかない場合があります。
あまりきかないときはホワイトバランスを
[電球]に設定すると正しい色の写真を得ることができます。(絶対ではないですが・・・)
● 私の料理写真の撮り方
私が飲食店で料理の写真を撮るときは
まず[AWB]オートホワイトバランスで撮ってみます。
これは、いろんなところで撮っても大丈夫なように
カメラの設定は常に[AWB]オートホワイトバランスになっているからです。
最初は設定を変えずに撮ってみるということです。
で、[AWB]オートホワイトバランスで撮ってみて色がヘンなときに
[電球]に変更して撮ってます。
注意点:撮影後は必ず[AWB]に戻しておこう
最後に大切なことがあります。
ホワイトバランスの設定を[電球]に変更して撮影した後は
必ず[AWB]オートホワイトバランスに設定を戻しておきましょう
これ超大事。絶対に忘れないでくださいね。
もし忘れるとどうなるかって言うと
写真を撮るとほとんどの写真が青っぽくなってしまいます。
前回の撮影から時間が経っていると
ホワイトバランスの設定を変更したことを忘れてしまい
なぜ写真が青っぽくなるのかわからなくて悩むことになります。
二度とないシャッターチャンスをとらえたと思って
軽い興奮状態で写真を確認したら、ブルーだぜ
っていうことになりかねませんからね。
要注意です。
というわけで、あなたもホワイトバランスを使い分けて
美味しそうな料理の写真をたくさん撮ってくださいね。
ではまた
今回使ったカメラ
Canon デジタルカメラ PowerShot SX720 HS ブラック 光学40倍ズーム PSSX720HSBK | ||||
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