ロモグラフィーのレンズ付きフィルム「 シンプル ユース フィルム カメラ 」で撮ってみた。写ルンですとはまた違ったやさしい描写に心が和む。

こんにちは、いもてぃーです。

もう2ヶ月近く前になりますがLomography+ (ロモグラフィープラス)に行った時に買ってきた「 シンプル ユース フイルム カメラ 」の撮影が終わり現像に出しました。

そしてようやく写真ができてきたのでどのような写りをするか見ていきたいと思います。

「 シンプル ユース フイルム カメラ 」とは

シンプル ユース フイルム カメラ 」とはロモグラフィーのレンズ付きフィルムです。
簡単に言ってしまえば「ロモグラフィー版の写ルンです」と言うことになります。

買った時からフィルムが装填されており、撮り終わると現像に出します。
フラッシュも付いているので暗い所ではフラッシュ撮影ができます。
ただし富士フイルムの写ルンですとは決定的な違いがあります。

それはフィルム交換ができるということです。

初めから入っているフィルムを撮り終わったら新しいフィルムに入れ替えて撮影をすることができるのです。

それってレンズ付きフィルムじゃなくてカメラじゃないですか!!

そう、そうなんです。フィルム交換ができると言う事はもうほとんどカメラといっても過言ではありません。いやカメラです。

一体どんな写りをするのか楽しみです。
富士フイルムの写ルンですとは違う写りをするのかな。

「 シンプル ユース フイルム カメラ 」の外観をチェック


▲ 正面

カメラの上の方にあるイエロー、マゼンタ、シアンのセロファンみたいなものはフラッシュにつけるフィルターです。

各色がバラバラに動くので好きな色をフラッシュの前に持ってくれば色のついた光を発光させることができます。
フラッシュをオンにするスイッチは写ルンですとほぼ同じ位置にあります。


▲ ウラ

カメラの裏側には使い方の説明が載っています。

フイルムの巻き上げ方やフラッシュの使い方、フィルムの取り出し方などが簡単に書いてあります。全部英語ですけど…


▲ 上部

カメラの上部はかなりすっきりした感じです。

右のほうに見える1番大きな丸いボタンがシャッターボタンです。
ちょっとわかりにくいけどその左下にある窓がフイルムカウンターです。

さらにその左側にある小さな穴、これはフラッシュのチャージを示すランプです。
チャージが完了すると赤く光ます。


▲ 底部

カメラの下側。赤いシールはカメラを誤って開けてしまわないためのものです。

写ルンですと同じでフイルムが既に入っているので誤ってカメラを開いてしまうとフイルムが感光してしまい何も撮れなくなってしまうのを防止するためのものでしょう。
撮影が終わってフイルムを取り出すときはこのシールを剥がして裏蓋を開けます。

シールを剥がすと電池室の蓋あります。
電池は単三電池1本でフラッシュのためのバッテリーです。
もちろん電池交換もできますよ。

左側に見えるのはフイルムを巻き上げるためのクランクです。
新しくフイルムを装填した場合、このクランクでまず最初にフイルムをパトローネからこのクランク側の軸に巻き上げてしまいます。

その後ひとコマひとコマ撮影しながらフイルムをパトローネに巻き込んでいくという仕組みです。
これは写ルンですと同じ方式ですね。
普通のフイルムカメラとは逆になります。


▲ 裏蓋を開けたところ

裏蓋を開けてフイルムを取り出したところです。
ご覧の通りとてもシンプルな構造となっています。

ロモグラフィーの店員さんが言うには、フイルムを装填するのはちょっとコツがいるとのことです。
ここら辺は次にフィルムを入れて撮った時にレポートしていきたいと思います。

「 シンプル ユース フイルム カメラ 」の写真をチェック

ではこのカメラで撮った写真を見ていきたいと思います。
フィルムは元から入っていたロモグラフィーのネガカラー ISO 400です。


第一印象としては「空の色も緑の色も優しいなぁ」と言う感じです。


周辺光量の落ちはあまり感じられませんね。


小さな公園を写した1枚。
これは曇り空が白く飛んでしまいましたね。


程良いシャープネスと程良いボケ具合が私には結構好みの感じです。


空、雲、噴水の水がいい感じにゆるく撮れました。
デジカメではこういう風には写りません。


林の中から撮った夕日。
デジタルに比べるとかなりダイナミックレンジが狭いフイルム独特の写りです。


真夏のサイクリングロード。
実際の風景よりもコントラストが緩めに写っています。


この写真も 実際にはもっと日差しがきつくてコントラストの強い写真が上がってくると思ったのですが、想像よりはるかにゆるい写真になってます。
真夏の風景なのですがなんとなく春っぽい感じがしますね。


土手の上に現れた大きな雲。
この写真では雲はほぼ白飛びすることもなく写っています。
と同時に手前の日陰になったところもつぶれずに描写されています。


鉄橋がとてもシャープに写っていますね。
これだけシャープに移れば十分です。
夕刻が迫る雲もきれいに撮れて迫力のある写真ができました。

まとめ:優しくゆるい写真が撮れるカメラ

フイルム1本でいろんなシチュエーションをテスト撮影するというのはなかなか難しいものです。
いろんなところにカメラを持っていって2~3枚ずつ撮影するという形になってとても時間がかかってしまいます。

ということで、あくまでも今回撮影した結果からの感想ですが「 シンプル ユース フイルム カメラ 」の印象をまとめていきたいと思います。

優しくゆるい描写

まず最初に感じたのはとても優しい写真が撮れると言うことです。
適度なシャープネスと適度なボケ、鮮やかすぎない色、これらがとても良いバランスで写真に現れています。
フイルムとの組み合わせも関係しているのかな、

とてもシャープで鮮やかに撮れるデジタルカメラとは正反対の描写ですがそこに魅力を感じます。
ロモグラフィーらしい写真と言えば確かにロモグラフィーらしい写真と言えるでしょう。

何気ない風景も何か魅力的な風景として写し出されます。
いい意味でのゆるい写真です。
個人的にはかなり気に入りました。

使いつづけるには耐久性が不安

カメラの作りとしてはかなり華奢な感じがします。
あくまでもレンズ付きフィルムという位置づけ(たぶん)なのでこれは仕方ありません。

フイルムを入れ替えての連続使用にはどのぐらい耐えられるかなぁ。
壊さないように気をつけないと。

フイルムの装填にはちょっと苦労しそうな感じですが、いずれ挑戦してまたこのカメラで撮りたいと思います。

ということで今回はこのへんで。

今日も楽しく撮りましょう。

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