多摩八十八ヵ所めぐり(1)出立の地は吉祥寺。四軒寺まわりに時間を使ってしまい本格的な出発は午後に(汗)まずは光専寺・蓮乗寺・月窓寺に参拝

四国にある八十八ヶ所の霊場巡りはとても有名です。最近では若い方や外国人もまわっているようです。私も少し興味があるのですが、四国は遠くて気軽に行くことができません。

しかし我らが多摩地区にも、「多摩新四国八十八ヶ所霊場」と言うのがあります。東は吉祥寺から西は檜原村まで、多摩地区にある88の真言宗のお寺をめぐると言うものです。

その存在を知ったのは、去年の事なのですが、それ以来気になってしまい、ついに挑戦してみようという気になってしまいました。
新型コロナウィルスの感染者が増えている昨今、都内や鎌倉の神社仏閣に電車に乗って出かけるのが嫌で、地元である多摩地区の霊場巡りならそんなに人はいないだろうし、混んだ電車に長時間乗らなくてすむと考えたからです。

というわけで、今回から「多摩八十八ヶ所霊場巡り」を始めたいと思います。

多摩地区には30年以上住んでいますが、この霊場巡りをすることで、今まで行ったことのなかった場所に行くのがとても楽しみです。

八十八ヶ所の霊場をまわる途中で気になった神社仏閣があれば立ち寄って参拝するつもりです。
かなり時間がかかると思いますが、無事に八十八ヶ所をめぐり終えることが出来るように頑張りたいと思います。

では早速、多摩新四国八十八ヶ所霊場巡りスタートです。

霊場巡りのスタートは吉祥寺から


▲ 中央線のホームから見た吉祥寺の街

吉祥寺は、駅の近くに神社仏閣が集まっており、御朱印ファンなら気になるお寺や神社がいくつかあります。
私がまず目をつけたのは、四軒寺(しけんでら)と呼ばれる4つ寺院、安養寺・光専寺・蓮乗寺・月窓寺-です。

このうち安養寺(あんようじ)は多摩八十八ヶ所霊場巡りの第1番札所となっています。他の3つのお寺は多摩八十八ヶ所巡りとは関係ないのですが、これは当然立ち寄ってみないといけないと言うわけで最初から寄り道です(笑)

光専寺


▲ 吉祥寺駅。平日でも人が多い。休日に比べたらかなり少ない。

まずは、吉祥寺駅を出てサンロードをまっすぐ進みます。


▲ サンロードの入口。ここを入ります。

右手に月窓寺(げっそうじ)の山門が見えますが、ここからは入ることはできないようになっています。

月窓寺に行くのは後にして、先に光専寺(こうせんじ)に向かうことにします。


▲ 月窓寺の山門。ここからは入れない。

そのまま直進して五日市街道を左に曲がりしばらく進むと左手に光専寺(こうせんじ)の山門があります。


▲ 光専寺の入口

ということで、光専寺から先に参拝することにしましょう。


▲ 光専寺の山門

光専寺(浄土宗)
「箪笥(たんす)地蔵」の像がある。享保の頃、この地に疫病が流行したとき、住職が子供たちの延命と供養を祈願して、箪笥(たんす)を改造した厨子(ずし)にお地蔵さまを納めて巡礼したと伝えられています。
厨子(ずし)というのは、仏像や位牌などを中に安置する仏具ので、一般的には正面に両開きの扉があります。


▲ 本堂

平日の正午少し前、境内には誰もいません。
ゆっくり参拝して、御朱印をいただこうとしますが、とこにも御朱印のの案内が出ていないし、境内には私以外誰もいません。
思い切って、本堂向かって右手の寺務所で尋ねてみることにします。


▲ 寺務所

寺務所のドアを開けると自動的にチャイムが鳴ります。中から住職らしいかたが出てきてくれて、御朱印の対応をしていただきました。


▲ 光専寺の御朱印。南無阿弥陀仏。

ありがとうごさいました。

蓮乗寺


▲ 蓮乗寺の入口。山門ではなくここから境内へ入る

光専寺を後にして、五日市街道を少し歩き、最初の交差点を左に曲がりしばらく進むと左手に蓮乗寺が見えました。しかし、これは山門ではなく裏口のような感じです。とりあえず、ここから境内に入ってみることにしました。

後で分かったのですが、山門は閉ざされていて、出入りすることはできないようになっています。


▲ 表から見た山門。閉ざされている

蓮乗寺(日蓮宗)
このお寺のご本尊は、日蓮上人の像は木製の坐像。右手に錫(しゃく)、左手に経文の巻物をもっている。「厄除け日蓮」と呼ばれている。


▲ 本堂


▲ 境内の一角にある赤いのぼりには「南無妙法蓮華経」

本堂の前に日蓮像があります。とても力強い印象ですが顔は穏やかです。


▲ 日蓮上人の像


▲ 穏やかさと力強さを感じます

参拝を済ませて、御首題をいただこうと事務所の方へ進みますが、どこから入っていいのかわかりません。

ウロウロしていると「御朱印ですか?」とたぶん檀家の方。
「そこのインターホンを押して入ってください」

インターホンを押すと「はい」と中から女性の声で返事。
「あのう、御首題をいただきたいのですが…」
「中へお入りください」


▲ 寺務所

中に入ると男性が奥から現れます。
私は「お願いします」と言って、御首題帳を渡します。
「隣の部屋で待っててください」と男性。

左手にあるドアを開けてると応接間があり、私は椅子に腰をおろしました。
「これをお読みください」
しばらく待っていると、女性が応接間に入ってきて、紙を一枚手渡してくれました。
紙には蓮乗寺の紹介文と本堂などの写真が印刷されてます。

それに目を通しながら待っていると、先ほどの男性が現れて、御首題をいただくことができました。
ところで、いくら納めたらいいのだろうか?
「お納めはいかほどでしょうか?」と尋ねると「他の寺院様と一緒で結構ですよ」と男性。
私は、300円をお納めしました。


▲ 蓮乗寺の御首題

この事務所はお昼の12時から1時まではお昼休みのようで、対応してもらえないようです。
私が訪れたのは12時15分ぐらい前だったのでギリギリ御首題をいただくことができました。
ありがとうございました。

月窓寺

次は、サンロードに山門があったけれど、入ることができなかった月窓寺に向かいます。
月窓寺の入り口は吉祥寺ロフトの斜め前にあります。


境内に入り墓所の横を通って本殿に向かいます。

月窓寺(曹洞宗)
万治2年(1659)開山。吉祥寺の開村とともに開かれたとされている。


▲ 境内は広々としています。正面に見える建物が寺務所です


▲ 本堂 月窓寺の御本尊は釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)

月窓寺の境内にも人が誰もいません。
ゆっくり参拝します。


▲ 観音堂 白衣観音坐像が祀られている

参拝を終えて御朱印をいただこうとすると、寺務所の入口に何やら立札があります。
読むと「寺務所は午後1時から再開する」という旨の文が。

「しまった!」

月窓寺は比較的大きなお寺なので、お昼でも対応してもらえると勝手に思っていた。
12時から1時までは昼休みのようです。


▲ 月窓寺の寺務所

この時点で12時を10分ほど過ぎています。
これでは御朱印はいただけないので、先に安養寺に行ってみることにしましょう。

今回の気づき

今まで、観光地にある比較的大きな神社仏閣に参拝して御朱印をいただいていたので気がつかなかったのですが「寺務所や社務所にはお昼休み」があります。東京浅草にある浅草寺など人がたくさん訪れるところはお昼休みのため御朱印がいただけないということはありませんが、今回訪れた蓮乗寺と月窓寺にはお昼休みがありました。両方ともお昼休みは通常12時から13時まででした。おそらくこの時間が一般的なお昼休みだと思います。

今後の参拝は、12時から13時をさけてまわるように予定を立てようと思います。
この時間帯は、自分も食事をとるか、移動に使うのがいいかなと考えています。

次回につづく

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