こんにちは、いもりんです。
狭山丘陵にある中峯一本桜を撮ってきました。
中峯一本桜は、多摩湖の北側の狭山丘陵にある堂々と枝を広げた桜です。地元では有名のようで開花の時期には人が集まってきます。集まってきた人たちは少し離れたところから桜をながめたり、記念撮影をしてり思い思いに桜のまわりでゆったりとした時間を過ごしていました。
中峯一本桜へのアクセス
中峯一本桜に電車で行く場合の最寄り駅は、西武線の西武球場前駅です。さらに西武球場前駅から歩いて25分前後の場所にあります。ちょっと遠いですね。
私は多摩湖沿いにあるサイクリングロードを歩いて行きました。西武球場前駅からサイクリングロードに出るのにちょっと道がわかりにくくて迷いましたがスマホの地図を頼りに歩いて行きました。
中峯一本桜は、駅の東にあるのですが道がないので、いったん駅の西側から多摩湖の方へ進み、サイクリングロードに出て東へ向かうという遠回りをすることになります。もしかしたら近道があるのかもしれませんが今回は素直に一番わかりやすいと思われるサイクリングロードを歩いて行きました。
現地にて、開花状況
私が訪れたときの中峯一本桜の開花状況は、少しピークを過ぎたかなって感じでした。写真でわかるように葉桜となっています。木そのものは、どっしりとした幹から太い枝が広がっておりかなり迫力があります。それだけに葉桜は写真を撮るのに残念でした。
しかし、会社勤めをしていると桜が開花している時期の休日しか桜を撮ることができません。加えて天気が良くないといけない。雨が降っていると撮影自体が無理になってしまいます。青空をバックに満開の桜を撮るというのは、なかなか難しいものです。
ところがです。これは後で知ったのですが、この中峯一本桜はソメイヨシノではなくヤマザクラであり、ヤマザクラは満開のときに葉をつけるとのこと。つまりこのときの中峯一本桜は満開だったのではないかと思われます。
満開を過ぎると葉桜になる。これはソメイヨシノの話でヤマザクラは満開で葉桜なのです。桜にもいろいろな違いがあるのだと思いました。おそらくいいときに撮影にこれたのだと思います。そう考えることにしましょう(笑)
写真を見て思ったこと。
これからは撮影に使ったカメラについて。今回の撮影では二台のカメラを使用しました。オリンパスのミラーレスカメラE-M5 MarkⅡとフジフィルムのコンパクトカメラXF10です。E-M5 MarkⅡにはM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6がつけてあります。このレンズはとても小さい広角ズームレンズですごく気に入っているのですが、このレンズの話はまたいつか書きたいと思っています。
今回気になったのは、E-M5 MarkⅡとXF10で撮影した写真の色味の違いです。ひと言で言ってしまうとXF10で撮った写真はすっきりしていて、E-M5 MarkⅡで撮った写真はこってりしています。
上の写真はXF10で撮影したもの。フィルムシュミレーションは一番鮮やかなベルビアです。
上の写真はE-M5 MarkⅡで撮影。ビクチャーモードはナチュラルです。
この二枚の写真を比較すると、ピクチャーモードナチュラルに設定したE-M5 MarkⅡの方が、ベルビア(鮮やか)に設定したXF10より色がのってこってりした感じで、露出アンダーな仕上がりになっています。しかも黄色がかっていますね。
黄色味が気になるのでパソコンで取り除いて明るくするとこうなしました。(上の写真)
こっちの方が黄色が抜けていい感じです。
E-M5 MarkⅡとXF10でかなり色味が違うことがわかりました。想像以上に違うのに驚いています。さて、ではどちらの写真がいいかということなのですが、これは好みの問題かと思います。E-M5 MarkⅡは去年入手して使い始めたのですがシャキシャキしたレスポンスがとても気に入っています。こってりした色もいいですね。好きですよ。写真が「強い」です。
一方、フジフィルムのXF10。さすがフジフィルム。さすがフィルムシュミレーションといいますが、フィルムシュミレーションの中で一番鮮やかなベルビアでもうるさくならずすっきりした絵作り。じっと写真を見ているとその場の空気を感じます。撮影したとき、体に受けた太陽光のあたたかさ、空気のにおいなど五感で感じた感覚がよみがえってきます。
結局、どっちも好きじゃねーか。節操ないな。ってことになってしまいますね。(苦笑)ですが、こんな写真の楽しみ方もあっていいと思います。
まとめ
中峯一本桜は狭山緑地の一角にどっしりと枝を広げる中峯一本桜。最寄り駅である西武球場前駅から徒歩で約25分。駅の南に通っているサイクリングロードに出て西に向かうルートが一番わかりやすいと思われます。私は今回この南回りのルートを通りました。地図を見たら北回りのルートも行けなくはないけど、道順が複雑なので微妙な感じでした。でも、次回行くことがあったら、帰りに北回りで駅まで帰ってみるというのもおもしろいと思います。
開花のタイミングは、ヤマザクラである中峯一本桜は、ソメイヨシノより早いようです。撮影に行くときは開花時期をよくリサーチしてからにするほうがいいですね。
E-M5 MarkⅡとXF10
両機の発色の違いに注目。どちらか一方が優れているということはありません。それぞれの特徴を理解して使い分ける。発色の傾向を知っていれば、仕上がりもイメージしやすいし、撮影意図によって選択することができます。E-M5 MarkⅡは一眼レフに比べると小型のミラーレスだし、XF10はコンパクトデジカメなので、どちらで撮るか迷ったら両方持って撮影に行くのもありだと思います。
では、また。
中峯一本桜