今回は上野の大仏様とパゴダ薬師堂に参拝します。
上野に大仏さまがいらっしゃることには知らない人も多いかもしれません。
どんなお姿なのでしょうか。
パゴダ薬師堂も同じ場所にありますが「パゴダ」って何でしょうか。
さっそく行ってみましょう。
上野大仏、パゴダ薬師堂へ
上野の大仏様は上野公園の中の少し高くなった丘の上にいらっしゃいます。
丘の下からでもわかるように看板がありました。
着きました。
正面に見えるのがパゴダ薬師堂です。
さっそく参拝しましょう。
パゴダ薬師堂
まずはパゴダ薬師堂から。
パゴダとは仏塔のこと。
日本ではとくにミャンマー様式の仏塔を意味します。
それでちょっと変わった形をしているんですね。
パゴダ薬師堂
内部には中央に薬師如来、左側に月光菩薩、右側に日光菩薩を安置されているとのこと。
こちらの仏さまはもともと江戸末期まで上野東照宮の境内にあつた薬師堂の本尊だったそうです。
明治初期の神仏分離令で寛永寺に移管され、現在はパゴダ薬師堂のご本尊となっています。
いろんな経緯があるんですね。
上野大仏
丘に上がって左側にいらっしゃるお顔だけの大仏様。
もともとは全身あったのですが、関東大震災で大仏さまのお顔が落下してしまいました。
さらに、第二次世界大戦での金属供出令により大仏さまの体・脚部を国へ供出したため、面部が残る結果となってしまいました。
戦争は大仏様の体も奪ってしまったのですね。
穏やかな表情ですが、何となく悲しそうにも見えます。
現在は受験合格にご利益があるとして受験生を中心に多くの人が参拝に訪れています。
中学生や高校生の集団が参拝にきていました。
修学旅行か遠足かな?
御朱印をいただく
御朱印は大仏様の正面にある御守授与所の左ウラの窓口でいただけます。
上の写真の左奥に並んでいるのが御朱印待ちの人たちです。
上野大仏とパゴダ薬師堂の2種類の御朱印がいただけます。
御守より御朱印を求める人のほうが多いのがイマドキの風景なんでしょうかね。
上野大仏、パゴダ薬師堂の御朱印
▲上野大仏の御朱印 釈迦如来
初穂料は300円(2019年4月現在)
▲パゴダ薬師堂の御朱印 薬師如来
初穂料は300円(2019年4月現在)
私が訪れたときは御朱印待ちの人が5人くらい並んでいました。
15~20分くらいでいただくことができました。
まとめ:上野大仏、パゴダ薬師堂
上野大仏とパゴダ薬師堂はあまり人がいないのではないかと思っていたのですが、予想に反して参拝者がたくさんいました。
大仏様に受験合格を祈願する学生と御朱印をいただきにきた女性たちが中心です。
印象的だったのは大仏様のお顔。
穏やかでありつつも悲しみを内に秘めているように感じました。
お顔だけなので私が勝手にそう思ってしまったのかな…
ではまた。
上野大仏、パゴダ薬師堂