Canon PowerShot SX720 HSを「極彩色」に設定して桜を撮ったらすごい写真になった。「AUTO」で撮ったときとの比較。

こんにちは、いもてぃーです。

私の住んでいる地方では先週が桜のピークでした。
毎年のように桜を撮っているのですがなかなかきれいに撮れなくて「桜は難しいなぁ」と思ってしまいます。

今年は思い切って一眼ではなく、コンデジのCanon PowerShot SX720 HSで撮ってみました。
しかも設定を「極彩色」にしたらずごい写真になったので紹介します。

現在 PowerShot SX720 HSはモデルチェンジして PowerShot SX730 HSになっています。
PowerShot SX730 HSにも「極彩色」は搭載されてますので参考にしてください。

「極彩色」ってどんな設定?

「極彩色」はPowerShot SX720 HSのシーンモードの中にある設定のひとつで、これで撮るとものすごく鮮やかな色の写真になります。
カメラの背面にあるモードダイヤルを「SCN」に合わせてその中にあるメニューから選びます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【カメラレビュー】 Canon PowerShot SX720 HS の設定[極彩色]を通常の[AUTO]と比較。こんな鮮やかな写真が撮れました。 そしてわかった[極彩色]の特徴と使いどころ。

桜がきれいに撮れない!「極彩色」を試す。

朝の川原で撮った桜。
「AUTO」で撮影してみたけどなんか眠い写真になってしまいました。
せっかくの桜、一年に一度のチャンス、なんとかならないものか。

そこでPowerShot SX720 HSを「極彩色」にセットして撮ると・・・・

おおっ なんだこれは!
現実離れした鮮やかさ。 この世のものとは思えない世界。
空が一気に青くなり、道路わきの草が新緑に、桜はぐっとピンク色になりました。

もう一枚

これは「AUTO」で撮ったもの。
同じカットを「極彩色」で撮ると・・・

おおっ めちゃ鮮やかな写真になりました。
撮影時刻は朝の7時半ごろ。

朝らしい雰囲気があるかどうかは微妙ですね。
夕方のような感じもしますがやはり現実離れした風景です。

今度は鳥居の上の桜。
まずは「AUTO」

「極彩色」で撮ると

あれ、あまり変わらない。

鳥居や木の葉の緑は鮮やかになってますが、空や桜はあまり変わりません。
前の2枚の写真と比べると明らかに「極彩色」の効果が弱いですね。

おそらく原因は光の方向だと思います。
この写真は画面の左側から光が当たってます。
前の2枚は光が桜の正面に当たっています。
いわゆる順光です。

どうやら「極彩色」の効果は順光で撮影しないと弱いようです。

では順光で撮った写真で確認してみましょう。
これは「AUTO」で撮ったもの。

「極彩色」だと

空、桜、緑ずべて鮮やかになりました。

次はお寺の桜「AUTO」

「極彩色」だと

この写真も画面の左側から光が来てます。
完全な順光ではないので「極彩色」の効果はあるもののやや弱いですね。

個人的にはこのくらいの効果でも十分かと思います。

次の写真「AUTO」

これも悪くないです。
ソフトで少し調整すればもっとよくなると思います。

「極彩色」だとこうなります。
この写真では空より木々の緑のほうが効果が強くでています。
桜はかなり鮮やかになってます。

最後の写真「AUTO」

これも悪くはないです。

「極彩色」で撮ると光あふれる輝く世界になりました
かなり効果が強く出ていますね。強烈です。

「極彩色」についてのまとめ

Canonのコンデジ PowerShot SX720 HSの「極彩色」について思ったことをまとめました。

基本は順光

ケースバイケースな部分もありますが「極彩色」のより強い効果を得るためには順光で撮影するのが基本です。
逆光や半逆光、横からの光のときもそれなりに効果がありますが順光より弱くなります。

どんなときに「極彩色」を使うか

私の場合「極彩色」は普通に撮影してもっと鮮やかな写真にしたいなと感じたときに使用してます。
当然のことですがノーマルな色のほうがいい場合もたくさんあります。
もともと鮮やかな色の被写体を「極彩色」で撮影すると盛りすぎになってしまいますので気をつけてます。
結局「極彩色」を使うか使わないかはできる写真がいい感じになるかどうかで決めてます。

「極彩色」は是か非か

このように極端に彩度の高い写真や写真の色を意図的にいじってしまうことを良く思わないかたもいると思います。
何を隠そう私もその一人でしたのでそういったかたの気持ちはよく理解できます。
フィルム時代から写真をやっていた私は、当初デジタル写真そのものに懐疑的でした。
ですから写真の彩度、明度、色相を極端に変えることに対しても否定的でした(笑)

しかし今は写真表現の幅が広がったと解釈しています。
デジカメに搭載されているシーンモードやフィルター、HDRなどは選択肢だと考えています。
気に入ったものがあれば使う、そうでなければ使わない。
写真がいい感じになるなら使う、そうでなければ使わない。
ただそれだけのことです。

「極彩色」についても同様です。
彩度の高い写真にしたいと思ったらとりあえず使ってみる。
できた写真がいい感じならOK。
そうでなければハマらなかっただけのこと。

ちなみに上の桜のアップも「極彩色」で撮ったものです。
桜の枝を「極彩色」で撮影してできた写真の必要なところをトリミングして切り出して完成させました。

写真完成までには本当にいろんなアプローチがあります。
そのステップのひとつひとつを楽しんでいきたいと思います。

では、今日も楽しく撮りましょう。

<注意>
現在 PowerShot SX720 HSはモデルチェンジして PowerShot SX730 HSになっています。
PowerShot SX730 HSにも「極彩色」は搭載されてますので気になるかたは使ってみてください。

Canon コンパクトデジタルカメラ PowerShot SX730 HS ブラック 光学40倍ズーム PSSX730HS(BK)
by カエレバ
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