東京都薬用植物園で9月下旬から10月上旬に見られる花や実の紹介。一番短い名前の植物「イ」もあなたを待ってます。

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こんにちは いもてぃーです。
 
今回は東京都の小平市にある
東京都薬用植物園の紹介をします。
 
東京都薬用植物園は決して大きな植物園ではありませんが
西武拝島線の東大和市駅から歩いて2分、
立川駅北口からはバスで約15分と
とてもアクセスにすぐれた場所にあり、
入園料はなんと無料です。
 
園内には池や林、温室などが
コンパクトにまとまっているので
長時間歩きまわらなくても
さまざまな植物を見ることができます。
 
今回は、東京都薬用植物園で
9月下旬から10月上旬に見ることができる
花や実を紹介したいと思います
 
では早速まいりましょうか
 
 

9月下旬から10月上旬に見られる花や実
 
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園内はこんな感じ
植物が区分けされて栽培されています。
 
 
 
 
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池もあり、水生植物も栽培されています。
では、園内をまわって植物を見ていきましょう。
 
 
 
 
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オオベンケイソウ( 大弁慶草 )
小さなピンクの花です。暑さ寒さに強いので育てやすい多肉植物です。
 
 
 
 
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オオケタデ (大毛蓼)
茎に毛が生えているのでオオケタデ(大毛蓼)といいます。
 
 
 
 
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 ヘチマ( 糸瓜 )

若い果実は食用になります。
成熟した果実は繊維が強いのでタワシなどに用いられます。
 
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ヘチマの花
 
 
 
 
 
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カイソウ(海葱)
カイソウの茎の下のほうに大きな鱗茎(タマネギのような部分)があります。
この鱗茎には強い毒性があり、殺鼠剤として用いられたこともあります。
 
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おおっ カイソウの上にトンボがとまった。
シャッターチャンス!
 
 
 
 
 
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タバコ( 煙草 )
葉に有毒で習慣性の強い成分、ニコチンを含んでいます。
写真のタバコは葉が穴だらけですね。
虫に食われたのでしょうか。
だとしたら、葉っぱを食べた虫もニコチン中毒になるのかな?
 
 
 
 
 
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センナリヒョウタン (千成瓢箪)
中身を取り除き乾燥させて水筒などとして利用されてきました。
表面にとても小さな穴があるためその穴から水蒸気が出て蒸発します。
すると気化熱が奪われるためヒョウタンの中の水は気温より低く保たれます。
天然クーラー付きのペットボトルですね。
 
 
 
 
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スギモリケイトウ
日本では主に観賞用として育てられています。
 
 
 
 
 
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コガマ( 小蒲 )
このソーセージみたいなのが破れると穂が出てきます。
この穂が古事記にある 「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ) 」の話に
出てくる「ガマの穂」だと職員のかたに教えてもらいました。
 
 
 
 
 
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ヒガンバナ(彼岸花)
茎の根元の玉ねぎのような部分(鱗茎)に毒があります。
 
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ヒガンバナは田んぼのまわりなどで見かけますが
ネズミやモグラなど田を荒らす小動物が
この毒を嫌って近づいてこないように
植えられたと言われています。
 
 
 
 
 
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オミナエシ( 女郎花 )
秋の七草のひとつ。源氏物語にも出てきます。
日当たりの良い草地に生え、乾燥させて煎じたものには、
解熱・解毒作用があるとされています。
 
 
 
 
 
 
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ヘビウリ(蛇瓜)
本当にヘビみたいでちょっと気持ち悪いですね。
このヘビウリの原産地はインドで、現地ではカレーに入れるようです。
 
 
 
 
 
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ロサ・カニナの実
ロサ・カニナはヨーロッパ・北アフリカ・西アジアに自生するバラの一種です。
この実にはビタミンCが多く含まれており、
シロップやジャムを作ることができます。
 
 
 
 
 
 
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フジバカマ( 藤袴
秋の七草のひとつ。
奈良時代に中国から渡来して野生化したと言われています。
 
 
 
 
 
 
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ナタマメ( 鉈豆 )
ナタマメは腎臓に良く、蓄膿症、歯周病や歯槽膿漏に効果あるとされています。
 
 
 
 
 
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ヘディキウム・コロナリウム
英名はジンジャーリリー( Ginger lily )といいます。
花からの精油は香水として利用されています。
 
 
 
 
 
 
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ウド( 独活 )の花穂
ウドは茎が成長して茎が太くなってしまうと食用にならず、
しかも茎は柔らかすぎて木材にもならないことから
「図体はでかいが中身が伴わず、役に立たないもの」
という意味の「ウドの大木」ということわざなりました。
 
 
 
 
 
 
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カワミドリ(川緑)
漢方薬として、茎、葉、根を乾燥させたものがかぜ薬になります。
 
 
 
 
 
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トウガン(冬瓜)
冷暗所で保管すると冬まで日持ちすることから、冬瓜と呼ばれています。
味は控えめでクセがないので、煮物、汁物、漬物、酢の物、和え物など
調理方法はさまざま。
しかも、100 gあたり16 kcalと低カロリーなのでダイエットにも最適です。
 
 
 
 
 
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トウガラシ( 唐辛子 )
原産はメキシコ。
トウガラシには防虫効果があるので
昔から書物やひな人形の保存に使われてきました。
 
 
 
 
 
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今回は、撮影していると植物園のかたが話かけてきてくださって
植物のことをいくつか教えていただくことができました。
こういうことがあるのも写真撮影の楽しみのひとつです。
 
 
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で、どんなことを教えてもらったかって?
 それは・・・・・
↓ ↓ ↓ 
 
これが一番短い名前の植物「イ」だ!
 
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これが一番短い名前の植物「イ」だ!
 
これが「イ」?
なんだ。どんなすごい植物かと思えば
ただの草じゃないか!
 
実は「イ」とは イグサ(藺草)のことなんです。
イグサ(藺草) は北海道から沖縄まで広く分布しており、
山野の湿地に自生しています。
茎は畳表になります。
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日本人にとっては昔から最も身近で縁の深い植物なんです。
 
 
ちなみに和名で一番長い名前の植物は
「リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ」です。
 
カタカナだと何だかわからないので漢字で書くと
「竜宮の乙姫の元結の切りはずし」となります。
 
元結(モトユイ)とは髪の毛をポニーテールに
するために結んで束ねる紐のことだと
植物園のかたが説明してくれました。
 
で、どんな植物かと言えば
別名「アマモ」という海草です。
こんなやつ
↓ 
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残念ながらこの  「竜宮の乙姫の元結の切りはずし」は
海の植物なので
ここ東京都薬用植物園にはありません。
 
 
 
 まとめと感想
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いかがでしたでしょうか
東京都薬用植物園は大きな植物園ではないので
軽くひとまわりするだけなら一時間もかからないません。
 
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写真撮影をするのも半日あれば十分でしょう。
いもてぃーは年に1~2回撮影に行ってます。

撮影の日は晴天かうす曇の風がない日をえらんでます。
晴天なら青い空を入れて撮ってます。
スカッとした青空がバックだと気持ちのいい写真になります。
うす曇の日は空が白く写ってしまい
しまりがない写真になってしまうので
はなるだけフレームに入らないようにしてます。

 
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植物は風が強いとブレてしまうので注意が必要です。
逆に、風のある日にシャッタースピードを調節して
いい感じに花や植物がブレた写真を撮るのに
挑戦してみるのもおもしろいかもです。

ではまた

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東京都薬用植物園
住所 〒187-0033 東京都小平市中島町21-1
TEL 042-341-0344

開園時間
4月~9月  9:00~16:30
10月~3月  9:00~16:00

入園料 無料

休園日
毎週月曜日 (月曜日が祝日の場合は、その翌日が休園日)
*4月と5月の月曜日とイベント開催日は臨時開園。
年末年始(12月29日~1月3日)

アクセス
西武拝島線「東大和市駅」下車徒歩2分
JR「立川駅」北口から西武バス南街方面行で都立薬用植物園前下車
*クルマは数台しか駐車できないので電車・バスを利用するのがいいでしょう。

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